パイロットランプという言葉を聞いたことがない、という方はそれなりにいます。では、それはどのようなものなのでしょうか。
パイロットランプは、確認表示灯と呼ばれるもので、電源のオンオフなどをランプの点滅によって表現することで、しっかりと電気が通っているかどうか、確認するためのものです。パソコンの電源をオンにすると、電源ボタンの周りが青く光る、というようなことを体験されたことがある方は、少なくないと思います。あれが、パイロットランプです。パイロットランプにはいくつか種類があります。
またパイロットランプを使う回路には常時点灯回路、同時点滅回路、異時点滅回路の3種類の回路があります。
同時点滅回路は、スイッチがオンになると、ランプが点灯するという仕組みであり、直感的にわかりやすい見た目だと言えるでしょう。この際、パイロットランプは、回路の中で、負荷である、と考えることができます。負荷であるから、電圧がかかっているのです。
常時点灯回路は、スイッチがオンになっていても、オフになっていても、ランプが点灯する、という仕組みのことです。これは、スイッチ自体が照明として働く場合や、通電していること自体を確かめる場合などに用いられます。
異時点滅回路は、同時点滅回路の逆で、スイッチがオフになると、ランプが点灯する、という仕組みです。これは、照明器具のスイッチをオフにしたとき、真っ暗闇の中で、スイッチの周りだけ点灯していると便利であるため、そのような際に用いられます。