税理士が将来稼げなくなるのではないかと言われるようになりました。帳簿の電子化や税金の申告がe-Taxになったりと、確かに経理の知識がなくてもできるようになった気がします。がしかし、これは数字を入れるだけというわけではありません。何の数字を入れるかというのがわからないとできないものです。実際、e-Taxをするのに税務署に行って、何でも相談みたいなところで相談を受ける人も多いと思います。期日が近いと都心部の税務署は物凄い行列になります。
要するに入力する数字がはっきりとわからない人が多いということです。こういったことを解消してくれるのが税理士です。コンサルティングはもちろん、税務作業だけでも、やっぱりプロからの説明は欲しいところです。節税のアドバイスだけではなく、会社の経営方針を決めるときに重要になる諸表などの作成もしてくれます。それに毎月のように税に関する法律なども変更になります。ちょっと注意してニュースを聞くだけでも、税に関することを言っています。
ああいったことを踏まえて納税するわけですから、やはりプロでないと無理ということになります。税理士、冬の時代と言われるのは、申告書の作成といった定型の仕事しかやらないというならそうですが、複雑な税制を説明してくれる人がいなと困ります。税務の周辺知識をわかりやすくしてくれること、情報を提供していくれること、そしてサポート業務というのは、なくなることはなさそうです。一般人が感じる税理士のイメージと、実際に現場に立っている税理士の感覚は違うのかもしれません。税理士というのは大変な仕事ですが、報酬も仕事をすれば入ってきます。稼げる仕事としてまだまだ健在だと思います。