税理士に向いている人はやっぱり几帳面ということになるようです。書類仕事も多いですし、情報も多い。お客様の大切な数字を預かるわけですから、情報管理は厳重にしなければなりません。そういったことを可能にするには、整理整頓がされていることが大切です。数字が好きというのも必要です。また謙虚であることも大事だと言われています。
やはり「先生」と呼ばれることが多いので、勘違いしてしまう部分もでてくるようです。奢りというか、お客様のために頑張るという基本が抜けてしまうと、お客様と良い関係も築けなくなってしまいます。また、コツコツと働くことができる人というのも向いています。とにかく税理士は資格を取ったあとも勉強をしなければならないもの。税理士の受験勉強というのはとても大変です。一方で、税理士という職業は社会的にも認知度が高い。税理士は信頼されているから、税理士の作った書類を銀行が求めたりするわけです。社会で期待されている職業ともいえます。
プロとして働いて、お客様に感謝されるというのは、とても素晴らしい仕事だと思います。やりがいを感じる人も多いといいます。税理士のタイプも時代とともに変わったと言われています。昔は女性は珍しいとか、若い人は珍しいとか、スーツを着てないと税理士らしくないなんてことを言われていました。税理士らしいというか、税務署OB税理士は税務署退官後に税理士として独立する人たちで男性が多いです。税務署出身という経歴を活かして税務調査に強いと言われています。顔が利くということを期待して、税務署OBに顧問を依頼する企業もあります。ほんとうに顔が利くかどうかはわかりません。外見は一般人が抱く税理士像に近いようです。
